ボルダリング 怪我の部位別ランキング ー予防のためにー
ボルダリングと怪我
いままでボルダリングの怪我について、何回か書きました。
どんなに気をつけても楽しさから怪我は小さい怪我から重症までつきものですね。
そこで今回は実際にどの部位が怪我しやすいのか?を書きたいと思います。
自分が痛めやすい部位と比べてみてください。
怪我の部位
by Training for climbing
1位 指関節
やはり一番酷使する指が一番多いようです。
俗に言うパキる(指の腱鞘損傷)や変形性指関節症(結節など)が原因で痛みを抱えることが多いみたいですね。
指にテーピングを施しているクライマーは初級者から上級者まで多く見かけます。
非常にシビアなホールド(薄カチ、1本指ポケット)からダイナミックなムーブを起こす時に損傷したり、1年中慢性的なメカニカルストレスをかけていることが原因と思います。
2位 肩関節
以前、肩関節について少し書きましたが、発生の頻度も指に次いで多いですね。
マントルやランジなどのムーブでストレスがかかるようです。
肩には非常に多くの筋肉がついており、筋腱損傷が起こりやすいのではないのでしょうか。
3位 肘関節
指と肩、そして3位は肘関節と腕の関節が上位をほとんど占めていますね。
実は指の筋肉の多くは肘関節についていて、指の使い方によっては非常に肘関節にもストレスをかけています。
指を酷使していて、肘が痛む人は前腕周りの筋肉を使いすぎている可能性が考えられます。
肘を常に曲げて登っている人や、肩の柔軟性が低い人がよく痛める印象があります。
その他
以外にも手首の痛みの発生頻度が低いことがわかります。
私は専ら手首が痛くなりやすく、テーピングで予防しているのですが。
怪我とクライマーのレベル
by Training for climbing
右に行くほどグレードが高くなります。
やはりグレードが上がるにつれて、なんらかの怪我が発生しているみたいですね。
5.12(1級レベル)までいくとほとんどの人が怪我の経験をしています(笑)
逆に言うと4級などで怪我や痛みが常にある人は要注意。
自分の筋力やスキルとグレードが合っていない。ムーブが間違っていることがあるので、無理は禁物ですよ。心当たりがある方はご注意を。
まとめ
今回は、ボルダリングと怪我の発生場所について書きました。
ボルダリングがインドアスポーツとして発展し、一年を通して快適な環境でクライミングができるようになった反面、怪我の発生も多くなっていると思います。
前々から何度か書いていますが、ボルダリングは生涯スポーツと思っているので、セルフコンディショニングを行って怪我はなるべく予防したいものですね。