意外と意識をしていない!?ホールドを握るときに重要な指とは
ボルダリングで重要なのはホールドをしっかりと握ること。
それは当然ですよね。
しかし、どうやってホールドを握っているのか、しっかりと考えたことはあるでしょうか。
私の周りのクライマーに質問したところ、多くの方があまり意識したことがない様子でした。
ガバを持ってどの指を意識することが一番しっかりとホールドを保持できるのか。
医療従事者+クライマーの視点から考えてみました。
少し専門的な部分もあると思いますが、少しでも参考になれば嬉しいです。
ホールドを握る時に大事な指とは
それは小指です。
なぜ小指が重要なのか。
端的に言うと小指から握り込むことが体の構造上一番力が入りやすいのです。
詳しく解説していきます。
運動連鎖から考える
運動連鎖とは関節を動かすとが他の関節に動きが連鎖して影響することです。
↑専門的な用語でごめんなさい💦深く考えなくて大丈夫です🙇
具体的には
小指から雑巾を絞るように握り込む→肘が内側に締まる(下がる)→脇が締まる
→脇が締まることでより力が発揮しやすくなるのです。
反対に
肘が外に開く(上がる)→脇が上がる→肩から力が入りにくくなる。
疲れてくると脇が開いてくることをイメージすればよりわかりやすいと思います
筋膜から考える
筋肉は専門的には筋膜という膜に覆われています。
図を見ていただけるとその膜は小指から肩まで繋がっているんです!
登るときには指だけでなく肩周りから背中にかけての筋肉が重要なので小指を意識することで肩周りの筋肉まで働きやすくなると思います。
小指を意識することで怪我予防にもつながる!
小指を意識したクライミングをすることで無理な力が入らず、肩や肘などの負担も自ずと軽減されると思います。
実際、私はこの考えに至ってから実践してみて肘の痛みが良くなってきています。
もちろん、RPに近い課題を登る時は指に意識なんてしていられないです。ウォーミングアップで登る課題から意識をしてフォーム改善に取り組むことがよいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
少し専門的なところがあり、イメージしづらいところもあったと思いますが、まずはホールドを握る時にどの指に力が入っているのか確かめてみてください。
小指を意識することで保持感が変わると思います。一度試してみてください。
質問あれば気軽にコメントください!