ボルダリング スランプからの限界突破 ー復習って大事ー
出典:
最近、集大成に参加して、1・2回登れた課題でも登れないことが多いんだなと感じました。登れない時はとても悔しいです。
当然ですが復習が大事だなと思い、復習する意義を考えたいと思います。
ボルダリングの競技特性
ボルダリングを始めたばかりのうちは、やればやるほどグレードを更新できたり、前回できなかった課題があっさり行けたり楽しいですよね。どんどん新しい課題を突き進んでいく珍しい競技だと思います。
でもスランプは必ずやってきます(3〜4級ぐらいが多いですかね)
その時に登れない課題をひたすら行ってもよいのですが、悪いイメージのままでは良いムーブはできないです。
以前、クライミングには身体的な成長と、技術が大事だと書きました。
復習する意味としてはその技術=スキルの成長ができる点だと思います。
少し専門的に言うと粗形態→精形態→自動化という流れでクライミングが上達していくと言われています。
粗形態とは:いわゆるまぐれです。何回もトライしてなんとか登れる
精形態とは:ムーブが完成されただけではなく、様々なムーブで柔軟に登れること
ムーブが崩れても最小の力で調整できること。
自動化:精形態よりさらに上達した状態、勝手に運動が繰り出される。
スランプに陥った人は、以前登った課題がまだ粗形態の状態にしていませんか?
当てはまる方はぜひ、前回の課題を登り詰めてみてください!
スキルがアップしスランプから脱出できるかもしれませんよ(^ ^)
以上、絶賛スランプ中の私が自分に言い聞かせるように書きました 笑
クライミングにおいてスキルの要素の割合について書いてありますので、こちらもどうぞ。
今日はこの本「クライマーズ・ボディ」を参考にしました。
クライミングの生理学をわかりやすく書いた本でオススメです。
ヴォルケニック クライミング&フィットネス(Volcanic Rock Gym)海外のボルダリング経験3 実践編
実践
今回こそ実践編を書けます。
まずはハワイのジムなのでグレードがUS表記です。
実際、壁を目の前にすると若干混乱してしまいましたが、何回かやっているうちにすぐ慣れました。
数字が大きくなるにつれて難しくなっていきます。
こんな感じでグレードが書かれています。
日本で多いようなテープで難易度は決まっていませんでした。
すべての課題は足限定です。
そのため、テープは非常にカラフル!ハワイアンですね
でもカラフルなテープが多くて、途中で課題を間違えることが多かったです(^◇^;)笑
ボルダリング成績結果
V3~4 5〜6本
V5 2本
V8 1本
1〜2時間でこれくらいは登れました。
海外ということもあり、怪我の恐怖感があってダイナミックなランジなどは行わず、課題を厳選したのでこれくらいの本数となったと思います。
インプレッション
海外ということもあり、リーチが違うのかな?と思っていましたがあまりリーチ差は感じませんでした(私の身長は182cmだからかな?笑)。
日本のジムと比較してもそこまで難易度は違いませんが、同じグレードの中でもかなり難易度に幅があるように感じました。
実際に私でもV8が登れるような課題もありましたので幅が広い印象です(お買い得)。
実際の動画を2つだけ載せておきます。
なかなか全体が写ってませんが良かったら見てください。
下手くそなムーブですみません。
ちなみに天井ボテへのランジムーブは恐怖感に負けてやっていません。笑
まずはV5
V8
まとめ
今回ははじめて海外でボルダリング体験して、海外の雰囲気や課題の構成など刺激になることが多かったです。
ここのジムではクライミングだけでなく、プールやヨガ、筋トレなどすべてのフィットネスが揃っていて、クライミングを身近に感じられて日本でもこんなジムが多くなってくると良いなぁと感じました。
あと店長とも少し話せて握手しましたが、あんなに分厚くて柔らかい手ははじめてでした。写真も撮りたかったのですが、すぐにいなくなってしまいました。残念です。
また行きたいなぁ!
一番はじめのブログです。
ヴォルケニック クライミング&フィットネス(Volcanic Rock Gym)海外のボルダリング経験2
今回は、Volcanic Rock Gymの続きとして「ジム紹介編」を書いていきます。
このような入り口で手続きを終えたらすぐに登ることができます。
入り口をからすぐに見えるのは
最新のトレーニング機器が多く並べられています。
その横にクライミング壁があります。
すぐ横に筋トレ器具があることで、トレーニングの一環としてもクライミングを取り入れていることが強く感じられました。ジムのコンセプトなのでしょうか?
実際に、筋トレしていたおっちゃんがホールドで懸垂していたりして、クライミングを身近に感じさせてくれるジムだなぁと感心していました。
日本だとクライミングだけになりがちですが、ここのジムでは会員登録すると、すべての体ケアがここでできてしまうんですね。最先端な感じです!
更衣室・ロッカーについて
ロッカーは地下にありますが、スタッフのお姉さんに聞くと、壁のところで着替えても大丈夫!って言われるので私はロッカーを利用しませんでした。ロッカーはない人は貴重品はカバンの中に入れておきましょう1
壁の紹介
5面の壁があります。
左から垂壁・弱傾斜壁・170°壁・傾斜壁(115°ぐらい)・一番奥も垂壁でした。
高さは日本と変わらないですね。
ちなみに矢印の奥にトイレがありました。
そして、一番驚いたのが天井にボテ!
近くの壁からボテに飛び移るランジムーブが設定されていて360°使うことができます!
これは私は初体験で、かなり新鮮でした。
※床に関して灰色の部分はあまり跳ねないトランポリンのような素材で、登るときは青いマットを準備して登ります。
なので、日本みたいに全面マットではないので少し気を使いながら慎重に登らないといけません。
日本との違い
ヴォルケニック クライミング&フィットネス(Volcanic Rock Gym)海外のボルダリング経験
ここ1週間ブログを更新できませんでしたがハワイに行って参りました。
私事ですが結婚式を挙げました。これからも宜しくお願いします。
そんな中でもしっかりとボルダリングをしたいと思い、こっそり探して少しだけ行ってきました。笑
ヴォルケニック ジムについて
2015年5月に都市部のワイキキにオープンした。プロクライマーのジャスティン・リッジレイが手がけた店です。
ジムの位置
住所:1212 Punahou St., Honolulu, HI 96826
ジムの場所はワイキキの中心からタクシーで10分程度で着きます。
ジムへのアクセス方法
矢印で示したDFSというところが有名な免税店でここから乗ったことが前提とします。
ジムの周辺はKoreanTownで治安は良さそうです。歩いても行けますが、せっかくハワイに来たのですから時間を短縮したいと思う方はぜひタクシーをご利用ください。
私は大体12💲ぐらいで行けました。
チップを含めると14💲くらいですかね。
タクシー利用の注意点とコツ
中心街やホテルの近くはタクシーが多いですが、ジム近くにタクシーはあまり通りません。
そのため、乗ってきたタクシーに帰るときも「この時間に迎えに来て!」と言っておくと便利ですよ。
私はなかったですが、観光客にはぼったくるタクシーも少なからずいるみたいです。
店の目印
店の前には大きすぎる木があります。
ここでタクシーから降りると思います。
その木の傍に見えにくいですがジムの目印である緑の屋根があるので見つけてください。
利用料金について
利用料金は1日パスで25💲です
チョークとシューズ込みの値段のようです。
私はシューズとチョークを持ち込みしました。
初めての人は同意書へのサインを書かないと行けないですが、経験者は不要です。
このようなシンプルな入り口で迎えてくれます。私の場合は女性のスタッフが対応してくれました。
当然ですが、日本語はまったく通じません。
スタッフさんは優しくて私の片言英語でなんとかできたので、大丈夫です。
長くなってきたので、今回はアクセス編として
次回はクライミング実践編を書こうと思います。
続きです
クライミング日記 集大成に参加
「集大成」への参加
出典:http://www.rockyclimbing.com/
ここ2〜3週間ぐらい右手首の痛みに悩まされ、ピンチホールド・スローパーが特に厳しくて登れない日々が続いていました。
おそらくTFCC損傷と思っています。
最近は痛みが少しずつ治まってきたこともあり、ちょうど開催されていたロッキージムの「集大成」に参加してきました。
「集大成」
ロッキージム各店舗でホールド交換前に行われるプチコンペです。
グレードを決めて、そのテープ課題をその日のうちにトライします。
各課題2Tryまで挑戦が可能です。
記録結果
私は今回2級に設定
結果は15本中6本を完登です。完全に負け越しました!笑
手首の調子を見ながらなのでしょうがないですが、悔しいです。
あとプチコンペですが、やはり緊張しやすい私はかなりプレッシャーを感じていたようです。2Tryまでというのも、なかなか力みましたね。
まとめ
今回で学んだことは、1度登ったことのある課題でも期間が必ず復習が必要ということ。分かってはいますが、面倒くさがりな私はどこかで避けていました。
あとは集中力も大事ということ。
前回、クライミングでメンタル面の要素が大きいことを書きましたが、今回はそのメンタル面が持ちませんでしたね。緊張もしました。
また自分の弱点が見つかって嬉しいです。
明日から再度、質を意識して、手首を大事に登っていこうと思います。
登れるようになってきたこともあり、これを機に少しずつクライミング日記をつけていこうと思います。
精神面の記載についてはこちらをご参照ください。
ボルダリングに必要な能力ー才能は関係するのかー
ボルダリング初めて4年目、絶賛伸び悩み中。最近では私よりも後に始めた友人に追い上げられて、若干焦ってます!笑
言い訳ではないですが、
クライミングにも才能(遺伝含む)が関係するのか?
少し調べてみました。
簡単にまとめます。
引用:HORST : Training for Climbing,A FALCON GUIDE,2003
スポーツには才能(遺伝的な要素)がスポーツのパフォーマンスに影響することが多いですよね。
この本にもそのような趣旨が述べられています。
上の画像はそれぞれスポーツに必要な特性が書かれています。
Physical: 身体
Mental: 精神
Technical: 技術
100mダッシュはPhysicalの要素がかなり占めています。
Physicalの要素は遺伝によるところが多いそうです。
ではロッククライミングはどうでしょうか?
綺麗に3つの要素が分かれていますね。
この結果から言える事から、遺伝的な才能や身体機能はクライミングにおいては絶対的ではないと言えます。
MentalやTechnicalの要素も同じくらい重要という事です。
このモデルは以前紹介した握力とクライミングの関係との結果とも合ってますね。
才能が絶対的な要素ではないと分かっただけでモチベーションが少し上がりました!
テクニックをもっと磨いていきたいと思います。
こんな感じで少しずつ、簡単にボルダリングを科学的な視点で少しまとめていけたらと思っています。
今回は、こちらの本を参考にしています。興味のある方は読んでみてください。
こちらもどうぞ
「ボルダリングに握力は必要か?」
ボルダリングシューズ購入時に必ず見るべき点とコツ
ボルダリングシューズの選び方についてー初級者が困る靴の痛みを防ぐー
ボルダリングを始めて数回ジムに通い、いよいよ趣味にしようとした時に
シューズを購入!という人が多いと思います。
そこで
どこで買うのか?
どんな種類を?
どのサイズで?
ここで、間違った買い方をすると数ヶ月間はそのシューズで登らない羽目になってしまいます。私はボルダリング上達には良いシューズとの出会いも大事と思っています。
今回は、私が靴を購入する時に気をつける点について紹介します。
1、どこで買うのか?
クライミング専門店またはジムでの購入をお勧めします。
理由としては、ボルダリング専門の知識が購入には必要だからです。
専門店やジムで購入するメリットは実際のホールドへの試し乗りができることが多く、納得して購入することができます。
靴の使用感からソールの種類まで教えてくれることが多く、じっくり悩むこともできますよ。
よく大型複合施設内などにある登山ショップでは、残念ながらボルダリングに詳しいスタッフは少ないと思います。まだまだボルダリングコーナーも少なく、種類も限られていることが多いです。
2、どんな種類を?
出典:
ソールがフラット(平坦;左画像)か、ダウントゥ(右画像)なのか
ターンイン(親指方向へ曲がっている)のかストレートなのか
靴のメーカーも多いですが、最初に気をつける点は形状です。
はじめは、フラットでストレートタイプがお勧めです。
理由は普段履いている靴に一番近く、比較的快適に履けるから。
はじめのうちからダウントゥを履いている人もいますが
まずは快適に履いて、数多くの課題を経験しながらムーブを覚えたほうが上達しやすいのかな?と最近感じています。
ダウントゥを最初に履くとかなりの違和感を感じる人も多いので慣れるまで時間がかかると思います。
ターンインタイプも同じ理由でまずはストレートが良いです。
痛みも少ないのがフラット&ストレートタイプと思います。
私が実際に履いたこともあり、オススメするのはこの2つです。
モカシム(ベルクロ)
ファイブテン(5.10)から販売されており、初級者から上級者まで使用している。
ソールも滑りにくい、パフォーマンスの高いものを使用しています(ステルスラバー)
ただし、色移りしやすく足に色がつきやすいので、気になる方は赤色をオススメします。また素材が伸びやすいので、購入時には少しきついぐらいでも良いと思います。
フォース
スカルパ(scarpa)から販売されています。ソールが硬く、細かいホールドにも乗りやすいものとなっています。二つのベルクロがあるので、しっかり足を支えてくれます。
ヒールも深く、日本人の足の形にも合いやすいと思います。
3、どのサイズで?
一番痛みに関係するのがサイズだと思います。
ボルダリングシューズでは細かいホールドにも乗れるように、足とシューズのスペースをなるべく詰めて履きます。
そのため足の指にはかなり窮屈を強いることになり、この状態で登り続けると当然痛みが発生しやすい状況となります。
以前まではなるべく、シューズのサイズを下げて履く(俗に言う攻める)ことが勧められていました。
なので、足の痛みや変形といった障害が起こりやすい状態でした。
現在は、あまり攻めすぎずにホールドを踏んだ時に指が痛くならない程度が推奨されてきています。
実際、私もかなり攻めて履いていましたが、現在は少し余裕をもって履くことで指の痛みもだいぶ軽減できています。痛みがない分、ホールドを乗る際にもしっかり乗れている気がします(グレードも上がりました)。
サイズを選ぶ上では、攻めすぎず・緩すぎずホールドに乗った時に靴と足に隙間が埋まった状態で指の力が入りやすいサイズを選びましょう!
なので、複数のサイズを必ず試してみてください。
最後に
はじめのシューズ選びはかなり重要と思い書きました。
クライミングがオリンピック競技になり、ボルダングを始める方も多くなると思うので参考にしていただければ幸いです。
近いうちにソールの種類や特徴なども書こうと思います。
こちらも参考にしてみてください
「ボルダリングシューズを購入する!あなたは靴下派?素足派?」