ボルダリングに握力は必要?
ボルダリングと握力の関係は?
「握力がないから登れない」
よく始めた頃に使うワードの一つですよね。
関係ないという人が多いと思いますが、
実際に関係はするのでしょうか?調べてみました!
結果としてはクライミング初級〜上級群においては有意に差があるとのこと。
つまり、上級者ほど握力が強い
しかし、クライミング未経験と比較すると、初級者と中級者は握力が弱い……??
理由としては未経験群のスポーツ習慣が関係しているということ。
先行研究では体重あたりの握力はクライミング経験者の方が高い結果となっているみたいです。
どれぐらい握力と関係が強いの?
登れたグレードと握力の関係性を見てみました。
0.674・・・この数字の意味は中等度の関係性があるとのこと
なんかはっきりしませんが強い関係性があるとは言い切れない結果です。
握力が弱くても高いグレードを登っています!。
つまり、こうゆうこと!
握力ももちろん関係するけれど、他の要素も影響しているよ!
まとめ
まとめとして、握力は関係しますが、関係の強さは中程度です。
握力(筋力)のほかにも運動スキルが影響しており、ムーブが上手かったり、戦略が長けていると高いグレードを登れているようです。
また、この研究はリードクライミングなのでボルダリングに対象を絞ると、また違った結果にもなるかも。
いろいろ言いましたが、
筋力だけではないところにまたボルダリングの面白さがありますね!
他の結果もまた近いうちに紹介しようと思っています。
参考・引用文献
1)スポーツクライマーの手指筋群の筋力および筋持久力特性の評価法ーリードクライミングを対象としてー
コーチング学研究,第28巻,53–64,2014.
2)ROCK&SNOW,2009年10月,山と渓谷社.
こちらに続きがあります!
ボルダリングに握力は必要? 〜保持力と耐久性編〜