鬼軍ちゃんボルダリング!

ボルダリング関連のコツなどを中心にまったり書いていく日記です

上級者への道! コンタクトストレングスとは?

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ボルダリングやリードクライミングを始めた初級者がぶつかる壁は何と言っても保持力というパワーワード

上級者は普通に持てているのになぜか自分はまったく持てないという経験は誰にでもあるはずです。

今回はその保持力と言われる中で特に指の力に注目したコンタクトストレングスとそのトレーニング方法について紹介したいと思います。

 

コンタクトストレングス(Contact Strength)とは??

 

簡単に言ってしまうと

指とホールドの接触している面積あたりの筋力=接触筋力のことです。

コンタクトストレングスが強い人は薄いカチや持てる部分が少ないスローパーでも人よりも多くの力が出すことができます。

 

この力が強い人は生理学的に何が優れているのかというと、瞬間的に神経線維(運動単位)をより多く使うことができているということです。

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基本的にホールドを持つ時にすべての神経を使うことはありません。常に神経を全部使っていると疲れるからです。

しかし、レーニングを繰り返すことで神経が順応していき、シビアなホールドを持った時に通常よりもはるかに多くの神経を使うことができるということです。

多くの神経が使えることは多くのパワーが使えるということなので結果的に保持力が強くなることを意味します。

 

つまりホールドを持った時に使っている神経の多さということですね。

もちろん、神経から伝達される筋肉量も重要です。

 

レーニングの前に

コンタクトストレングスをレーニングするべき人は中級者以上(3-2級目安)が良いと思います。

理由としては上半身の筋力が弱いままにトレーニングをしてしまうと指や関節の怪我につながりやすいからです。

初めてまだ日が浅いクライマーはまずはトレーニングよりもボルダリングの課題を打ち込んで基礎的な上半身の筋力をつけていきましょう!

 

レーニング方法

それではトレーニング方法の紹介です。

 

基本的にはキャンパボードを使用する方が便利です。

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まずは足が着いた状態からキャンパスボードを上下する運動から初めて徐々に強度を上げていきます。

手を交互に上下させるラダートレーニングまで行うと最初のうちはかなりの疲労感があると思います。

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キャンパスボードトレーニングは単純に見えてトレーニング方法は多彩です。

↑のトレーニングを一巡したら自分の弱い部分のトレーニングを作ってみても良いでしょう。

 

レーニングの行うタイミング

これはかなり重要なポイントです。

 

普段登っているクライマーは登った後に追い込みでトレーニングを行う人が大多数だと思います。しかし実際にはこのタイミングではトレーニングの最大効果は見込めません。逆に疲労している筋肉に過負荷を与えすぎて怪我の原因にもなります。

何より神経のトレーニングには疲労感は逆効果です。

 

適切なタイミングとしては疲労感がない状態です。軽く運動や体操をして体がウォーミングアップできた状態がベストです。

この状態からのトレーニングであれば神経と筋肉は疲労しておらず、余すことなくトレーニングが可能です。

ボルダリングで課題をいっぱい打ち込んでからトレーニングしたい気持ちもよくわかりますがトレーニング日を設定することでメリハリをつけるのも大切かなと思います。

 

それでは怪我のない良いクライミングライフを。