上級者の共通点とは?強くなるためのヒント
強くなりたいとき、どのようなトレーニングが必要でしょうか。
トレーニングの前に強い人の特徴を知っておくことでトレーニングの方法も変わってきます。
今回は強い人の特徴を経験も踏まえて簡単に紹介します。
1、保持力
ここで言う指力とは薄いホールドを保持する力です。
カチなどの指先のホールドを保持する力が強い人は総じてRPグレードも高い傾向にあります。両手だけでなく片手でぶら下がれることも重要です。
2、肩周囲の筋力
懸垂で肩関節を外転90度(外に開いた状態)の位置で保持した状態を継続できる時間と懸垂の回数です。
肩をロックする耐久力と体を引き上げる筋力はやはり重要ですね。
登っているクライマーでも意外にしっかりと懸垂ができない人は多い印象です。
3、体重と体脂肪率
強いクライマーは総じて体重が軽いまたは体脂肪が低い状態を維持しています。
食事管理ができていることが重要です。
経験則では男性は10%未満、女性は15%程度を目標にすると良いと考えます。
体重は適正体重から−5kg程度が多い印象ですが、減らしすぎてもパワー不足となるのであくまでも自分のコンディションが良い体重を見つけることが大事です。
4、股関節周りの柔軟性
特にハムストリングスと腰の柔軟性は重要です。
開脚の角度と開脚した状態から前屈ができるほど柔軟性が高いと言えます。
女性は元々股関節の柔軟性が高いひとが多いですが、男性は特に硬い人が多いです。
ヒールフックやハイステップなど上級者を目指す上で必要なムーブをこなすためには柔軟性は欠かせません。
筋力ばかりつけているクライマーも多いはず。
5、体幹筋力
数値化することが難しいですが、必要な要素だと思います。
体が振られた際に立て直すことや強傾斜を登る際に足が切れないように足に力を伝達してくれます。
鍛えるためにはフロントレバーや腹筋ローラーを使っている人が多いですね。
まとめ
今回は強いクライマーの特徴をまとめてみました。
当たり前に思うかもしれませんが、クライミングの上達にはクライミング以外でのトレーニングも重要です。
またボルダリングは1トライの時間が短いため耐久性の部分で劣る人も多い印象です。
レスト日に肩周りや体幹、ストレッチなどを取り組むことでより早く上達できるといいですね。