ボルダリング 背中の柔軟性が大切な理由 ー背骨動きますか?ー
肩が痛い、腰が痛いなどボルダリングやクライミングを行っていると怪我との付き合いも大事です。
今回はあまり意識されない背中(背骨)の柔軟性が怪我の予防に大事な理由を紹介します。
背骨って何?
正確には脊椎といわれ、私たちにはおおまかに頚椎、胸椎、腰椎、仙椎に別れて、25個以上の骨で構成されています。
これらを総称して私たちは背骨と読んでいます
背骨の動き方
背骨は曲げる(屈曲)、伸ばす(伸展)、捻る(回旋)、傾ける(側屈)があります。
特に赤線で囲った部分が重要。胸椎と言われる部位です。
首と腰がよく曲がったり伸ばせるのに対して、ここは肋骨が付いていて、可動域は大きくないですが、逆に捻る動きは得意な場所です。
なぜ重要?
一見動きが少ない部分に見えますが、胸椎部分の硬くなることで腰でカバーしたり肩の可動域が狭くなることとなり痛みや怪我の原因に繋がります。
人それぞれに生活の中での姿勢によって猫背や反り腰などの理由で部分的に動きにくくなっている箇所が存在しています。
それが苦手なムーブや怪我に繋がっている場合があるのでぜひ見直してみてほしい。
特に猫背の人は胸椎が硬くなりやすい傾向にあるので怪我の多い人はここに原因があるかもしれません。
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ストレッチ、コンディションニング方法を4つ紹介
1、ストレッチポール
ストレッチポールやトリガーポイントなどを使用して背中を伸ばす運動です。
自分の硬い部位を探して少しずつストレッチしてください。
膝を立てて、後頭部を持ちながらゆっくりと行います。
2、猫のポーズ
ヨガでおなじみの方法ですが、背骨を動かすことを意識する運動としてかなりおすすめです。しっかり意識して動かすことで見た目よりもきついと思います。
楽に動かせる人は膝を浮かしたりするとさらに難易度が上がります。
3、伸びのポーズ
肩と背骨を両方効果的に伸ばせます。
これの良いところは胸の大胸筋もストレッチできるので姿勢矯正にも良いです。
4、捻りの動き
最後に胸椎が動かしやすい捻りの動きです。肩を後頭部に置くことで首や腰の代償的な動きを抑えてくれます。
左右差が目立ちやすいストレッチなので、自分はどちらが硬いのかもわかりやすいです。
まとめ
今回は背骨の柔軟性の重要性について、大まかに紹介してみました。
背骨は体幹ともいわれ、体の基礎となる部分です。この部分が動かしやすくなることで肩こりの改善や動きやすくなることが多いのでぜひ実践してみてください。
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